【Studio One】32bit floatでオーディオ録音してノーマライズをしても音が劣化しないか試してみた


Studio One 3.3徹底操作ガイド (THE BEST REFERENCE BOOKS EXTREME)

こちらの本に「レコーディング時の入力レベル設定と解像度設定の深い関係」と言うコラムがありました。

このコラムを読んでみると、

「オーディオレコーディングをする際にソング設定の解像度を「32bit float」にして録音すればノーマライズをしても音が劣化しない。
なので、入力レベルをあまり気にする必要がない。」

と言ったようなことが書かれていました。
しかも、これは画期的な技術らしいのです。(float=浮動小数点処理と言うのがポイントらしい)

私の場合、オーディオレコーディングは今のところギターを録る時ぐらいにしか使っていません。
それでもギターを録る時に、音が小さかったり、ノーマライズをすると音が割れてしまったりして、どのようにレベルを設定してよいのかわからず困っていました。

と言うわけで、この辺りのことを実験してみたいと思います。

検証環境

16Bit、24Bit、32Bit floatの3つの解像度でギターをオーディオ録音。

入力レベルは一定。

その後、ノーマライズをして音質の変化を聴き比べてみる。

エフェクターなどは全く使っていません。

実験1 適切な音量で録音してからノーマライズ

まずは音がクリップしない範囲で入力レベルを大きめに設定して録音。
その後、ノーマライズをして聴き比べてみました。

聴き比べてみると、どの解像度でも音質の劣化は感じられませんでした。

実験2 小さいレベルで録音してからノーマライズ

今度はオーディオインターフェイスの入力レベルを下げて、小さめの音で録音してからノーマライズをかけてみました。

すると、16Bitではハッキリとホワイトノイズが乗りました。

24Bitと32Bit floatでは違いは感じられず、きれいに再生できました。

音源はこちら

実験してみた音源をアップしてみます。

書き出し方法は「ステムをエクスポート」を使用。
フォーマットはMP3 192kbps。


16Bit

24Bit

32Bit float

16Bitだけにホワイトノイズが乗っているのがわかると思います。
分かりづらい場合は音量を上げてみてください。

容量の比較

32Bit floatで録音していると気になるのがデータの容量です。

そこでそれぞれの解像度のデータ量を比較してみました。

ちなみに先ほどのテストは120BPMで約7小節なので秒数は約14秒です。
(アップした音源は少し短くしてあります)

小数点は切り捨てています。

テストファイル(約14秒) 比率 10秒当たりの容量 1分当たりの容量
16Bit 1331KB 1 950KB 5.7MB
24Bit 1997KB 1.5 1426KB 8.5MB
32Bit float 2665KB 2 1903KB 11.4MB

容量的には32Bit Floatでも16Bitの2倍なので、後々の扱いやすさを考えると32Bit floatの方が良さそうです。

録音したテイクが「Studio One→Songs→Song名→Media」にどんどん保存されていってしまうので、容量が気になる場合はこちらから不要なファイルを削除していくと良さそうです。

もしくはStudio Oneのブラウザーのプールからも不要なテイクを削除することができます。

参考動画 Sleepfreaks

32Bit floatの利用法についてはSleepfreaksさんの動画が分かりやすいのでご覧いただければと思います。

この動画についての記事はこちら
絶対に押さえておきたい「32bit float」の基礎知識

まとめ

と言うわけで、32Bit floatで録音していっても容量的にもそれほど問題なく、メリットの方が多いようなので、今後オーディオ録音する際は32Bit floatを使用していきたいと思います。

それに、制作途中で書き出す際は必ず32Bit floatで書き出した方が良いということですね。

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