David”Fingers”Haynes氏の指ドラムプレイスタイルを分析してみた

4×4タイプのMIDIパッドには16個パッドが付いていて、それぞれのパッドに好きな音を配置することができます。

自由度は高いですが逆にどの音をどこに配置すればよいか迷ってしまいます。

前回の記事でFingerDrumerが指ドラムをどのようにプレイしているか調べて、自分がどのようにプレイするかだいたい決まってきました。

私の場合、David”Fingers”Haynes氏のプレイに触発されて指ドラムをやりたくなったので、やはりここは彼のプレイをお手本にしていきたいと思います。

そこで彼がどのように音色を設定したり、どのように構えたりして指ドラムをプレイしているか分析してみました。

参考動画

David”Fingers”Haynes氏の指ドラム音色配置

カウベル ライド
シャンク
ライド
カップ
スプラッシュ
スプラッシュ
クラッシュ ライド
チップ
クラッシュ
フロアタム ミドルタム ハイタム オープンハイハット
バスドラム スネア
スネア
クローズハイハット

Haynes氏の配置はこのようになっていました。

曲によってもセッティングが変わっているようです。

基本的な指の使い方

MIDIバッドでフットペダルを使用しない場合、どの音をどの指で担当するかが問題です。

Haynes氏のプレイを見ると基本的には

  • 左右の人差し指でプレイ
  • 右手がバスドラムとスネア
  • 左手がハイハットやクラッシュなどのシンバル系
  • フィルインの場合は両手を交互に使ってプレイ

こんな感じでプレイしています。

上記を基本に、人差し指と親指を同時に使ったり、交互に使ったり、と応用的なプレイをしています。

なぜ、45度回転してポジションしているの?

Haynes氏のプレイで特徴的なのはパッドを45度回転している点です。

当初は「なぜこのような構えをしているのか?」と疑問に思い、いろいろと試しながらその理由を考えてみました。

パッドに対する腕の動きのイメージ

こちらはパッド全体を上から見たイメージで、矢印は腕の動きを表しています。

腕を前後させるよりも肘を支点に回旋する動きの方が無駄が少ない

基本的にMIDIパッドでのドラムの音色は、一番左下のパッド1にバスドラム、その右隣のパッド2にスネアが配置されていることが多いです。

そしてHaynes氏のプレイスタイでは45度パッドを回転した状態でバスドラムとスネアを右手人差し指で担当しています。

試しにこれを左手に変えて見ると、パッドの移動が前後する動きになってしまいます。

元の構えに戻すと腕を支点に回すような動きでパッドを移動することができ、腕を前後させる動作よりも素早く無駄なく腕を動かすことができることがわかります。

なぜ左手でハイハットを担当しているの?

本物のドラムで一般的な8ビートを叩く場合、バスドラムは右足、スネアが左手、ハイハットが右手になります。

となると、MIDIパッドの場合でも右手でハイハットを担当するように思いますが、Haynes氏は右手の人差し指1本でバスドラムとスネアを担当していて、左手でハイハットを担当しています。

これは先ほども挙げた、基本的にMIDIパッドでのドラムの音色は、一番左下のパッド1にバスドラム、その右隣のパッド2にスネアが配置されていることが多い、ことが理由だと思われます。

  1. まず、右手でバスドラムとスネアを担当することにした
  2. パッドを45度回転させた方が右手の移動がスムーズになる
  3. 左手が余っているのでハイハットを担当することにした

こんな流れで左手がハイハットを担当することになったと考えました。

パッドを45度回転してプレイすると運指がからまない

パッドを回転させることで得られるもう一つのメリットは、フィルインの時に指が絡まらないのでパッドの音色の配置に困らない点です。

普通にパッドに対して正面に構えると、フィルインで「RLRL」と手を動かした時に、パッドの上か右にしか移動できません。

ところが、パッドを回転させることで、腕が絡まらずに、上下左右、さらには斜めにも自由に移動させることができます。

このおかげでいろいろなフィルインにも対応できるし、パッドの配置にも困らなくなります。

パッドを広く使える

後から気が付いたのですが、MIDIパッドの角度を45度回転させて、菱形上にして使うと、パットを広く使うことができます。

pad taikaku

MPD218のパッドのサイズは一辺が約3cmなので斜めにして使うと、約4.2cmの広さでパッドを使うことができます。

また、腕の角度を開いてポジションできるので、脇が窮屈にならなくて済みます。

追記(20180613)

パッドを45度回転した上で指や腕をT字をイメージしてポジションするとフィルインの移動がしやすいようです。

まとめ

  1. プリセットは左下にバスドラム、その右隣にスネアが配置されていることが多い
  2. 腕は前後の動きよりも左右への回旋する動きの方が素早く楽に動かすことができる
  3. パッドの角度を45度回転させることで腕の回旋する動きのライン上にパッドがくるようになる
  4. パッド本体を回転させると各パッドを広く使える

David”Fingers”Haynes氏のプレイスタイルはこれらの理由が重なって、このようなプレイスタイルが作られていったのではないかと思います。

たくさんのノウハウが詰まったスタイルなんですね。