DAWの作業風景をマイク音声付きでキャプチャーする方法1/3 悪戦苦闘編

DTMをしている作業風景をデスクトップキャプチャーソフトで撮影しようとしてみましたが、これが思いのほか難題でした。

いろいろと試してみた結果、何とか上手くいきましたので、その方法を3記事に分けてご紹介します。

何が原因なのか、経緯もあったほうがわかりやすいと思いますので、順を追って説明していきます。

PowerDirector 15のデスクトップキャプチャーソフトでは上手く録音できない

先日、演奏してみた動画の画質を上げるためにデジタル一眼カメラを購入し、
せっかくのデジタル一眼ということで、こちらの外部マイクも購入しました。


BOYA ショットガンマイク コンデンサーマイク 一眼レフカメラ ビデオカメラ 動画撮影専用

このマイクをカメラに取り付けてみましたが、ホワイトノイズがひどく、デジタル一眼の外部マイクには不向きなことがわかりました。
とは言え、せっかく購入したので試しにオーディオインターフェイスにつないで、DAWソフトで録音してみると、驚くほどの高音質で録音できました。

次に、撮影した動画を編集するソフトが必要なので、こちらの「PowerDirector 15」を購入しました。


サイバーリンク PowerDirector 15 Ultra 通常版

このソフトにはマイクの音声とパソコンの音声を同時に収録できるスクリーンレコーダーが付属しています。

詳しくは公式ページをご覧ください。
パソコンの画面上の動画やゲームを録画する「スクリーンレコーダー」 | CyberLinkラーニングセンター

「マイクもあって、マイクの音声とパソコンの音声を同時収録できるキャプチャーソフトがあれば、SleepfleaksさんのようなDTM解説動画を撮影できる」と思い、試しに録画してみました。

ところが、音声の録音が全く上手くいきません。

PowerDirector 15のキャプチャーソフトで音声録音が上手くいかない

PowerDirector 15のキャプチャーソフトを試したところ、音声録音に関してこのような問題が起きました。

  • DAWの音が録音できない
  • マイクのステレオ/モノラルを変更できないのでマイク音声が左からしか録音できない
  • YouTubeなどの音をキャプチャーするとひどく音が割れてしまう

コントロールパネルの設定など散々試しましたが全く上手くいきません。
しかもこの時点では原因が全くわかりません。

AG-デスクトップレコーダーで試してみても上手くいかない

次に、これまで使用していたフリーのキャプチャーソフト「AG-デスクトップレコーダー」を試してみました。

ag

AG-デスクトップレコーダー ダウンロードページ

試してみたところ、マイクの音声のみキャプチャーすることはできました(ただし、左からしか聞こえない)。
そして、やはりDAWの音は全く録音できません。

この時点で、どうやらオーディオインターフェイスにループバック機能があると良いような事がわかりました。

しかし、残念なことに私が使っているインターフェイスにはループバック機能がありません。

現在使用しているオーディオI/O


PreSonus プリソーナス オーディオ・インターフェイス 2イン2アウト AudioBox iTwo [DAWソフトStudio One 3 Artist付属]

それと、DAWではASIO(Audio Stream Input Output)という高機能な規格が使われており、一般のキャプチャーソフトはこの規格に対応していないらしいことがわかってきました。

ASIOについてはこちらの記事が参考になります。
DTMで必ず登場するASIOドライバって何? : 藤本健の“DTMステーション”

どうやら「仮想ステレオミキサー」というものが必要らしい

では、DTM解説動画で有名なsleepfleaksさんはどうやって収録しているのでしょうか?
疑問に思い、調べてみるとこちらの動画を見つけました。

sleepfleaksさんがいつもこの方法で収録しているかはわかりませんが、Macには「Soundflower」という、仮想ステレオミキサーというソフトがあることがわかりました。

ただし「Soundflower」はMacでしか使えません。

音声キャプチャーソフトを使用しても上手くいかなかった

次に、音声と動画を別に収録して、編集で同期させる方法を考えました。

「Audacity」「SoundEngine Free」の音声キャプチャーソフトを試してみましたが、やはり上手くいきませんでした。

問題点:
・DAWの音を収録できない
・DAWの音とマイクの音声を同時に収録できない

ここまででわかったこと

この時点までで、DAWの音をキャプチャーする、そしてDAWの音とマイクの音声を同時に収録するには、

ループバック機能があるオーディオインターフェイスが必要、もしくは、ASIOに対応している仮想ステレオミキサー(もしくは本物のミキサー?)が必要らしい

ということがわかってきました。

使用しているオーディオインターフェイスにはループバック機能はないので、仮想ステレオミキサーを探してみることにしました。

そして、その仮想ステレオミキサーはASIOに対応していて、マイクのステレオ/モノラルを選択できる必要があります。

この条件に合うソフトを探していくと、良さそうな仮想ステレオミキサーを見つけることができました。

次回に続きます。

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